医療情報

Xifaxan (rifaximin)にFDA承認


2015527 /PRNewswire/ -- Valeant Pharmaceuticals International (NYSE: VRX) (TSX: VRX) の発表によると、同社の100%子会社であるSalix Pharmaceuticals社が成人のIBS-Dを適応症とするXifaxan 550 mgFDA承認を受けました。Xifaxan 550 mg FDA承認は3件の第三相試験(TARGET 1, TARGET 2, TARGET 3)データに基づきます。Xifaxan 550 mgは患者3000名を対象に調査され、2週間の治療コース完了後における反復治療の有効性と安全性が明らかになりました。IBS-D に対するXifaxan 550 mg は、42錠入りの便利な2週間パックで利用可能です。




" IBS-D
の症状を呈する患者を診る消化器専門医として、私は下痢や腹痛などに直接対処できる治療法のニーズを感じていました。"とロサンゼルスのGastrointestinal Motility Program and Laboratory at Cedars-Sinai に務めるMark Pimentel医師は述べます。"今日の承認はこれらの患者や医療提供者に新たな選択肢を与える"




3500
万人の成人の米国人がIBSに罹患している可能性があり、その40%が下痢の著しい症状、腹痛、軟便、などに苦しんでいると考えられます。数千万人がこれらの症状に悩んでいるにもかかわらず、IBS-D に対する現在の治療法は症状の緩和のみを目的とした医薬品の投与に限られており(抗痙攣剤や充填剤など) 、複合症候群に対処できていない。




" Xifaxan 550 mg
の承認により、患者はこれらの症状を緩和する治療にアクセスできるようになる" Board of Directors of the Digestive Disease National Coalition (DDNC)のメンバーであるCostas H. Kefalas医師は述べます。




今回の
FDA承認は、3000名以上の患者を対象とした3件の臨床試験にもとづきます。TARGET 1 および 2の結果により、Xifaxan 550 mg投与群ではFDA複合エンドポイント(便の硬さと腹痛)の軽減が確認されました。




大気汚染が脳卒中を引き起こす

 

世界中で毎年、1500万人が脳卒中を起こしています。そのうち600万人は死亡し、500万人は回復不可能な障害を抱えるため、脳卒中は障害をもたらす原因で第2位となっています。

 

 

医学誌『Lancet Neurology』で公表された試験結果により、世界中の脳卒中の3分の1は大気汚染を原因とすることが明らかになりました。

 

 

研究者はGlobal Burden of Disease Studyから得られたデータを用いて188ヵ国を対象に、17の危険因子に関連した脳卒中の疾病負荷disease burdenを評価しました。

 

 

この試験では世界、地域、および国を対象に脳卒中の危険因子を詳細に分析しました。

脳への血液供給blood supplyが阻まれたり、血管が破裂したりすると脳卒中が生じ、脳への酸素欠乏が脳細胞の死をもたらします。

 

 

脳卒中は死亡、失明loss of visionや言語障害、麻痺の原因となります。

 

 

「今まで、脳卒中に対する修正可能な危険因子の影響effect of modifiable risk factorsは不明であった。しかし、この影響を理解し、脳卒中の予防法を知らせることが重要である」とオークランド工科大学のValery L. Feigin 教授は話します。

 

 

脳卒中の90%は修正可能な危険因子に関連する

 

 

研究者は1990~2013年にわたって脳卒中の危険因子の世界的傾向を参考に、危険因子へのばく露を取り除けば回避可能であった特定の集団における疾病割合を評価しました。

 

 

その結果、脳卒中の主な危険因子は高血圧、果物と野菜の摂取不足、高いBMI値、ナトリウムの過剰摂取high sodium intake、喫煙、大気汚染(室内の空気汚染を含む)、全粒粉の摂取不足、高血糖high blood sugarであることが明らかとなりました。

 

 

具体的には、脳卒中関連の障害の30%は大気汚染に関連し、これは先進国に比べて発展途上国で顕著であり、前者では10.2%、後者では33.7%でした。

 

 

また、脳卒中の疾病負荷の90%以上は修正可能な危険因子に関連することも明らかになりました。研究チームによれば、これらの修正可能な危険因子を抑制することで、全ての脳卒中の約75%を予防できるそうです。

遅く生まれると頭が良くなる

41週目に生まれた子供は39または40週目に生まれた子供に比べて、学力が高いものの身体機能が低いという結果が、ジャーナル誌『JAMA Pediatrics』に掲載されました。

 

 

正期産の乳児が健康であり、成長とともに高い認知機能を示すことは研究により明らかになっています。

 

 

41週目に生まれた子供は、39週目あるいは40週目の子供に比べて学校の成績が良い!!

 

 

過期産の子供では出生時における合併症health complicationsのリスクが高くなりますが、過期産が認知機能や身体能力に影響するかどうかに関しては情報がほとんど得られていませんでした。

 

 

ノースウェスタン大学のDavid N. Figlio教授らはフロリダ州の子供140万人の記録を調査しました。

 

 

調査対象は単胎出産による(双子ではない)子供であり、その80%が公立学校に通っていました。全員が37~41週目に生まれた子供で、出生年は1994~2002年。

 

 

認知能力と身体能力を測定

 

 

研究者は学校での成績と健康状態に焦点を置き、20134~20161月にわたってデータ分析を行いました。

 

 

遅く生まれると認知能力が高くなる!!

 

 

41週目に生まれた者では小中学校での成績が良く、さらにいわゆる“神童”になる確率が2.8%高いことがわかりました。しかし、小児期に身体障害を抱える確率が2.1%高く、出生時に健康障害を呈しやすくなります。

 

 

 

遅く生まれた者では身体能力と知的能力の“トレードオフ”があると考えられます。

禁煙は月経周期に合わせると成功しやすい

 

過去に禁煙を試みた人であれば、それがどれほどイライラするかを知っているでしょう。女性の場合は月経周期menstrual cycle に合わせて禁煙を行えば、成功しやすくなるということが新たな研究により明らかになりました。

 

 

ニコチンは有毒性の高い化学物質であり、数多くの病気をもたらします。

 

 

疾病対策センター(CDC)によれば、喫煙は米国だけで毎年48万件の死亡例の原因となっており、これは全死亡件数の5分の1です。

 

 

米国では他のどの薬物よりもニコチンの中毒になるケースが多いです。

 

 

喫煙が健康に悪いことはよく知られていますが、禁煙の方法は未だに確立していません。

 

 

そのため、タバコを必要としない生活を取り戻すための研究が不可欠となります。

 

 

過去の研究では、女性は男性よりも禁煙に失敗しやすいことが明らかとなりました。さらに女性の喫煙者では男性の場合に比べて、冠動脈性心疾患や慢性閉塞性肺疾患のリスクが25%高いことがわかりました。

 

 

女性と喫煙

 

 

『Biology of Sex Differences 』で発表された最近の研究結果は、禁煙を試みる女性に新たな希望をもたらすものです。

 

 

ペンシルベニア大学医学大学院の研究者が月経周期と禁煙のタイミングに関して調査しました。

 

 

この研究は、女性ホルモンが嗜癖行動を抑制したという動物実験結果に基づいています。エストロゲンやプロゲステロンの分泌量は月経周期を通して変動するため、禁煙研究の理想的な対象となっています。

 

 

「神経伝達プロセスや認識、行動に月経周期がどう影響するのかを理解できれば、より効果的な治療法を見出し、さらに対象者の状態に合わせて最適な治療を選べるようになる」とReagan Wetherill教授は話します。

 

 

中毒と月経周期

 

 

エストロゲンに対するプロゲステロン比率が低くなる排卵前期pre-ovulatory (follicular) phase では、嗜癖行動が生じやすくなることが確認されました。その一方、月経前にはエストロゲンに対するプロゲステロン比率が最も高くなり、嗜癖行動が抑制されます。

 

 

これらの結果は、高レベルのプロゲステロンが女性の悪習慣の打破をサポートする可能性を示しています。

 

 

今回の研究では21~51歳の健康な女性38名が対象となりました。行動を制御する脳部位と、報酬に関連する脳部位との関連性を測定するため、MRIスキャンを行いました。

 

 

研究チームの理論ではホルモンレベルの変化が、コーヒーブレイクやタバコの匂いなどに対する女性の反応に影響を及ぼします。これらのシグナルは、実際にタバコを吸っている時のように報酬として感知されます。

 

 

卵胞期follicular phase の女性では黄体期luteal phaseの場合に比べて、報酬シグナルに対する反応が大きくなることが確認されました。

 

 

黄体期では抑制と報酬に関連した各脳部位の接続性が低下します。これは黄体期に衝動的に行動しやすくなってしまうことを意味します。

 

 

プロゲステロンには嗜癖行動を抑制する効果があると考えられます。

薬を飲んで、ストレスから脳を守る

 

慢性的なストレスは不安や鬱を引き起こします。最近、ロックフェラー大学の研究が、ストレスによる脳の構造的な変化を防ぐ方法があると発表しました。

 

 

慢性ストレスが扁桃体amygdalaの変化をもたらすことが研究により明らかになっています。

 

 

米国心理学会(APA)2005年に行った調査によれば、アメリカ人の約75%は過去数カ月間のうちに一つ以上のストレス症状、つまり不安や疲労感、感情の落ち込みを経験したと報告しています。

 

 

ストレスは海馬の構造的変化を引き起こすことが過去の研究で明らかとなっています。海馬は感情や記憶をつくる脳部位であり、不安や気分の落ち込みをもたらすところです。

 

 

しかし、今回の最新の研究に従事したチームの説明によると、どのようにストレスが扁桃体に影響するのかを調査した研究はほとんどありません。扁桃体は恐怖や不安感情に関連する脳部位です。

 

 

Carla Nascaらはこの関連性を明らかにするため、慢性ストレスがマウスの扁桃体にどのように影響するのかを調査しました。

 

 

その研究結果は、心理学のジャーナル誌『Molecular Psychiatry』で最近発表されました。

 

 

ストレスは扁桃体における神経細胞間の情報伝達を阻害する

 

 

マウスに長期間のストレスを与えるため、研究者は21日間にわたって定期的にマウスを狭いスペースに閉じ込めました。そして、マウスの行動を分析しました。とくに、他のマウスとの接触を避けるような行動(社会的交流の拒否)、つまり不安や気分の落ち込みに関連した行動がないかを調べました。

 

 

さらに扁桃体の特定部位における神経細胞やニューロンを評価しました。

 

 

その結果、神経細胞が長期ストレスに反応して減少することが明らかとなりました。

 

 

これは脳へのダメージとなり、新しい体験へ対応する能力を低下させ、不安や落ち込みを引き起こします。

 

 

慢性的なストレスは数多くの精神疾患psychiatric conditionsに関連するため、この研究結果はその病理に関して新しい知見を与えるものになります。

 

 

しかし、悪いニュースだけではありません、研究チームはこのプロセスを防げる可能性を見出しました。

 

 

アセチル-L-カルニチン(Acetyl-L-Carnitine)が神経細胞の減少を防ぎました。

 

 

研究者は他のマウスを用いて、21日間のストレス誘導実験を再び行いました。

 

 

ここでは実験終了の3日前にアセチル-L-カルニチンをマウスに投与しました。

 

 

ストレスに関する不変の事実

           お金に関する悩みが、アメリカ人のストレスの主な原因である

           ヒトの病気の約60%で、ストレスがその一因となっている

           ストレスは心疾患のリスクを約40%高める。

 

 

ストレスに関してもっと知ろう

 

アセチル-L-カルニチンはヒトとマウスの両方で自然に生成する分子です。うつ症状を呈しやすい動物ではアセチル-L-カルニチンが不足しやすいことが、研究により明らかとなりました。そのため、アセチル-L-カルニチンを抗鬱剤として使用できるどうかを調べるための試験が現在行われています。

 

 

未投与群のマウスに比べて、アセチル-L-カルニチンを与えられたマウスでは扁桃体の神経細胞があまり減少しないことが確認されました。

 

 

さらに、投与群は未投与群に比べて、実験終了時の社交性がより高いことも確認されました。

 

 

アセチル-L-カルニチンはストレスによる脳の異常な変化を防ぐ可能性があります。

 

 

アセチル-L-カルニチンを飲んでストレス社会を乗り越える時代もそう遠くないかもしれません。

マリファナを吸うとDNAが変化して病気になりやすくなる

 

 

大麻はDNAを変化させて遺伝子変異を引き起こし、重度の疾患リスクを高める可能性があります。これは西オーストラリア大学の研究者らによって導き出された結論です。

 

 

この研究者らによると、大麻に含まれる化学物質がDNA配列を変化させ、癌や他の疾患リスクを上昇させる遺伝子変異をもたらします。

 

 

マリファナとしても知られる大麻は、米国で最も頻繁に使用される違法薬物illicit drug であるものの、同国では医用や嗜好品としての合法化が進んでいます。

 

 

国立薬物乱用研究所(NIDA)によると約2200万人の米国人が過去数ヶ月にマリファナを使用しており、最新の研究ではここ数年でその使用者が急増していることも明らかとなっています。

 

 

多くの人が大麻を使用していることを考慮すると、健康への影響についてより深く調査することが重要となります。

 

 

西オーストラリア大学のAlbert Stuart ReeceGary Hulseが言うには、大麻使用と重度疾患リスクの上昇が互いに関連することは過去の研究で明らかとなっています。

 

 

しかし、この関連性の根底にあるメカニズムは明らかとなっておらず、さらに、大麻使用が将来の世代にどのような影響を及ぼすのかに関してもわかっていない状況でした。

 

 

大麻関連のDNA損傷は将来の世代に受け継がれる

 

 

さらに詳しく調査するために研究チームは、細胞に対する大麻使用の影響を評価した過去の試験結果や文献内容を分析しました。

 

 

その分析結果は、ジャーナル誌『Mutation Research/Fundamental and Molecular Mechanisms of Mutagenesis』に最近掲載されました。

 

 

活性成分であるテトラヒドロカンナビノールtetrahydrocannabinol(THC)などの大麻の化学的性質は使用者のDNAに影響を及ぼし、疾患リスクを高める遺伝子変異を引き起こすことが確認されました。

 

 

「大麻の使用が世界中で急増しているなか、この結果はとてもインパクトのあるものである」とReece氏は述べます。

 

 

彼の説明によると、大麻に含まれる化学物質がヒトのDNAを変化させ、細胞増殖を遅らせます。これは胎児の成長に深刻な悪影響を及ぼし、発育不全や小児癌を引き起こします。

 

 

「既に、子宮内で大麻の作用にばく露した幼児で癌が生じたという症例が報告されている」とReece氏は言います。

眼科学 英日サンプル


Summary
[Purpose] Comparative study of writing ability based on differences in writing format of vertical and horizontal writing during centripetal field narrowing simulation.
要約
【目的】求心性視野狭窄のシミュレーションにおける書字能力を縦書きおよび横書きの表記形式の違いから比較検討する。


[Subjects and Methods] 58 students aiming to become medical professionals, right handed, with visual acuity of 1.0 or more in both eyes and normal central visual field (average age 18.2 ± 0.3 years) were taken as subjects. The vertical and horizontal writing speeds were measured by making the subjects to write 2 digit numbers from 11 to 59 on a sheet of paper. Writing speed, writing efficiency for centripetal field of 5 degrees and writing errors were determined for normal vision and centripetal field narrowing of 5 degrees simulation.
【対象及び方法】医療職を目指す学生で、右利き手、視力は両眼共に1.0以上、中心視野に異常がない58名 (平均18.2±0.3歳) を被検者とした。自作の書字シートに11~59の二桁の連続算用数字を書字させ、縦書きおよび横書きの書字速度を測定した。正常視覚と求心性視野狭窄5度のシミュレーション (以下、求心視野5度)の二通りについて書字速度、求心視野5度の書字効率、書字エラーを求めて、縦書きと横書きとで比較検討した。


[Results] The writing speed in case of normal vision was 60.37 ± 8.09 squares/min and 61.59 ± 7.74 squares/min for vertical and horizontal writing respectively. The writing speed in case of centripetal field narrowing of 5 degrees was 53.75 ± 8.85 squares/min and 56.32 ± 8.83 squares/min for vertical and horizontal writing respectively. If writing efficiency with normal vision is considered as 100%, the efficiency for vertical and horizontal writing was 88.93 ± 6.97% and 91.29 ± 8.80% respectively. Writing errors were observed in 9 (15.51%) cases for normal vision and in 18 (31.03%) cases for centripetal field narrowing of 5 degrees in case of vertical writing. Writing errors were observed in 5 (8.62%) cases for normal vision and in 20 (34.48%) cases for centripetal field narrowing of 5 degrees in case of horizontal writing and the error had increased significantly (p < 0.01). The total number of writing errors observed was 12 for normal vision and 35 for centripetal field narrowing of 5 degrees and the increase in error was significant (p = 0.04). Errors observed for horizontal writing was 9 for normal vision and 41 for centripetal field narrowing of 5 degrees and the increase in error was significant (p < 0.01).
【結果】正常視覚での書字速度は、縦書きは60.37±8.09マス/分 、横書きは61.59±7.74マス/分であった。求心視野5度では、縦書きは53.75±8.85マス/分、横書きは56.32±8.83マス/分であった。正常視覚での書字効率を100%とした場合、縦書きでの効率は88.93±6.97%、横書きでの効率は91.29±8.80%であった。書字エラーは縦書きで、正常視覚は9例 (15.51%) 、求心視野5度は18例 (31.03%) であった。横書きで、正常視覚は5例 (8.62%) 、求心視野5度は20例 (34.48%) で有意にエラーが増加した(p<0.01)。書字エラーの総数は、縦書きで、正常視覚は12箇所、求心視野5度は35箇所で有意にエラーが増加した (p=0.04)。横書きで、正常視覚は9箇所、求心視野5度は41箇所で有意にエラーが増加した (p<0.01)。


[Conclusion] In case of horizontal writing, a good trend was indicated for efficiency and writing errors increased for centripetal field narrowing of 5 degrees.
【結論】求心視野5度での書字は横書きで効率がよい傾向がみられたが、書字エラーは増加した。

泣く赤ん坊を放置すれば、睡眠の質が向上する

多くの親が直面する最大の課題の一つは、睡眠不足です。泣く赤ん坊をあやすために夜中に何度も起きるのは仕事の一部ですか?最新の研究によれば、そんなことはないとのこと。赤ん坊が泣き止むまでそのままにしておくことにより、家族全員が夜中に十分な休息をとれるようになる可能性が明らかとなりました。

研究者によれば、泣く子供を無視することにより、親と幼児の両方が良く眠れるようになるとのこと。

 

"段階的消去法graduated extinction"として知られるこの行動的技法behavioral techniqueを用いて、子供が泣き止むまで放っておくことにより、親と子供の睡眠時間が長くなります。

 

この結果は親にとって驚くべきことです。しつこく泣き続ける子供をあやすために、何度も起きる必要はないのです。

 

ベッドで泣く子供を心配するのは親にとって当たり前のことです。

 

睡眠不足は家族にストレスをもたらすため、この研究結果は赤ん坊の睡眠行動に関して考えなおすための一つの要素になると思います。

 

研究者は616ヵ月の幼児43名を対象に無作為化比較対照試験を実施しました。幼児43名の全員が夜中の睡眠障害を呈していました。

 

幼児14名の親が12ヶ月間にわたって段階的消去法を用いました。

 

Ferber methodとしても知られるこの方法では、泣く子供を無視し、事前に決めた特定の時間のみに様子を見ます。これにより、いくら泣いても誰も助けにこないという状況を幼児に理解させ、泣く回数を少なくし、赤ん坊の睡眠を向上させます。

 

その他の親は何の方法も用いずに、赤ん坊が泣けばあやすようにしました。

 

その結果、段階的消去法を用いた親の子供は、対照群に比べて平均で13分間早く眠るようになり、夜中に起きる回数が減りました。

 

幼児の唾液サンプルをもとに、ストレスホルモンであるコルチゾール値を評価したところ、両群の間でストレス値に有意差がないことがわかりました。放置されても子供のストレス値に変化はなかったのです。

 

多くの親はこの方法に関して懸念を抱くと思いますが、研究結果はこの方法が有害でないことを示しています。

Zinbryta (daclizumab):多発性硬化症の新治療薬

FDAは本日、再発性relapsing formの多発性硬化症multiple sclerosisを呈する成人患者を対象とした治療薬としてZinbryta (daclizumab)を承認しました。


Zinbrytaは、この疾患を呈する患者にとって新しい治療選択肢となります。


多発性硬化症とは、中枢神経系の慢性かつ炎症性の自己免疫疾患autoimmune diseaseであり、脳と他の体部位との連携を阻害します。若年の成人患者においては最も多い神経障害neurological disabilityの一つです。回復期に再発することが多く、次第に回復が不完全となり、進行性の機能低下が生じます。多くの患者は20代から40代の間に多発性硬化症を初めて発症しています。


Zinbrytaの有効性は、2件の臨床試験で明らかとなりました。一方の試験では1841名の被験者を対象に144週間にわたってZinbrytaとAvonexの比較を行いました。Zinbryta群ではAvonex群に比べて臨床的再発率clinical relapseが低いという結果となりました。もう一方の臨床試験では412名を対象に52週間にわたってZinbrytaとプラセボを比較しました。Zinbryta群ではプラセボ群に比べて再発数が少ないものとなりました。


Zinbrytaには肝臓や免疫系に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、他の多発性硬化症治療薬に十分に反応しない患者のみを投与対象とする必要があります。


Zinbryta 投与を受けた患者で確認された最も一般的な副作用は風邪症状、上気道感染症、インフルエンザ、喉の痛み、リンパ節の腫脹などです。

テンペの粉末製品で認知症を防ぐ



インドネシアの科学者らは、自身らが開発した新しい大豆粉製品が高齢者の記憶を改善し、認知症のリスクを低下させると期待しています。



この粉末はテンペ(tempe )に由来しており、アジアの料理で広く使われいる豆腐に似た発酵大豆食品です。テンペは植物エストロゲン(phytoestrogen)やビタミンB各種を含んでおり、高齢者人口における記憶能力の向上に関連していることが試験により明らかになっています。



Loughborough大学の生物学的心理学者(biological psychology)Hogervorst氏は次のように述べています。



「我々の追跡試験により、テンペをたくさん食べると記憶能力が改善することがわかりました。また、テンペを与えられた高齢ラットでは記憶が良くなり、脳内のプラークなど認知症関連のマーカーをほとんど生じていませんでした。」



「テンペはよく噛む必要があるので、高齢者にとっては食すことが非常に難しいものです。それを粉末や液体に加工すれば、高齢者でも簡単に摂取できるようになります。」



「我々は以前の研究で、豆腐をいっぱい食べると記憶能力が低下することを明らかにしました(?)。日本やアメリカで行われた同様の試験でも同じ結果が得られています。テンペ製品に含まれる葉酸( folate )とコバラミン(cobalamin)が、高齢者の脳に対して保護作用を発揮すると考えられます。」



「次のステップでは、西欧の人々を対象に同じ結果を再現できるかどうか確認します。もし同じ結果が得られたら、高齢者の記憶力低下を防ぐ上で大きな前進となるでしょう。」



同科学者らはこの製粉プロセスの特許を取得しており、また、インドネシアでの研究結果を裏付けるためにイギリスやインドネシアの看護施設で試験を行う予定です。


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