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Cyramza(ラムシムマブ)

FDAは本日、進行性胃癌や食道胃接合部腺癌(gastroesophageal junction adenocarcinoma)の治療薬 Cyramza (ramucirumab;ラムシムマブ)を承認しました。


胃の内膜に生じる胃癌は、高齢者に生じやすい疾患です。国立がん研究所の報告によれば、今年は米国で22,220人が胃癌と診断され、10.990人が同疾患により死亡するとされています。


Cyramzaは腫瘍への血液供給を妨げる血管新生阻害剤( angiogenesis inhibitor )であり、外科手術で癌を摘出できない場合や、フルオロピリミジン(fluoropyrimidine)およびプラチナ製剤投与後に癌が転移した場合(metastatic)に使用します。


米国における癌の罹患率は過去40年間で減少していますが、従来の治療法に反応しない患者もいることから、新たな治療選択肢が常に必要とされています。Cyramzaは患者の寿命を延ばし、腫瘍の増殖を減速させるための新たな治療オプションです。


Cyramzaの安全性と有効性は、転移性胃癌や食道胃接合部腺癌の患者355名を対象とした臨床試験で評価されました。被験者の3分の2がCyramzaの投与を受け、残りがプラセボ群となりました。試験の主な目的は被験者の生存期間を測定することです。


その結果、Cyramza投与群では平均生存期間が5.2ヶ月延長し、プラセボ群では3.8ヶ月延長しました。さらに、Cyramza群ではプラセボ群と比べて腫瘍の増殖が遅くなりました。パクリタキセル+Cyramza併用投与 対 パクリタキセル単独投与の有効性を評価した二次試験でも、生存期間の改善が明らかになりました。


試験中に確認されたCyramza関連の主な副作用は、下痢と高血圧です。


Cyramzaはイーライ・リリー社が製造販売します。

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